私、商店街で育った子どもです。
昭和すぎる写真(笑)
あまり商店街っぽくない写真ですが、うちは商店街の端っこにあり、私が2歳のころまで、牛乳販売店を営んでいました。1階が事務所、隣が牛乳の瓶詰めや検査をする工場でした。
商売をやめても、商店街の人たちとの交流はずーっとあったので、毎日、学校の行き返りに挨拶したり、祖父母と一緒に旅行に連れて行ってもらったり、買い物のついでに家族の様子を聞きあったり・・・
思春期のころは、めんどくさいな・・・って思ってしまった時期もあるけど、たくさんの大人が見守ってくれて育ってきたなーって思います。
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昨日、「泉大津子ども商店プロジェクト」のサポートに入らせてもらって、大人と子どもが学び合う姿をいっぱい見てたら、
きっとこの先には、商店街が、地域と子たちや家庭との繋がりの役割を復活させるに違いない・・・そう思いました♪
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一番下は小学3年生。
一番上は60代のお店の経営者さん。
小・中学生、大学生の子たちと働くママさん、市の職員さん、助松商店街の方々、奈良や淡路島からの参加の方たち・・・
本当にいろんな世代、いろんな立場の方々が卓を囲み、ハンデもなしに経営ゲーム・MGを学び合いました。
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9時15分集合で、昼食はさみ、最後のまとめが終わったのが7時15分。
合計10時間も一緒に子たちと学び合い、みんながご機嫌で入れる場って、それだけでかなりすごいんじゃないかなーと、思います。
私は4卓のうちのD卓で、主に小3のねねちゃんと、小5のあみちゃんのサポートをさせてもらってました。
この写真は自分の番の時にチャンスを逃して悔しがるねねちゃん(奥)、リスクカードを引いてしまうあみちゃん。
こんな風に、経営は順風ばかりじゃないのだけど、だからといって、落ち込んでても仕方なく、次にくるチャンスに向けて、「今できることに集中する」とまた、よいチャンスも巡ってくるのが子どもながらにわかってきます。
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MGは昭和51年、ウォークマン全盛時代のソニーの社長秘書をされていた、西順一郎先生が開発された経営シュミレーションゲームで、孫正義さんもソフトバンクの研修に取り入れ、その中の指標「f/m【当期評価】」で事業の判断するそうです。
これは以前の私の資金繰り表ですが、これと同じものをみんな使うので、読めない漢字もいっぱいです。
漢字は読めなくても、専門用語がわからなくても、割り算、掛け算ができればMGに参加できます。
簡単なルール説明は在りますが、「理入(りにゅう・理論)」より「行入(ぎょうにゅう・まずやってみる)」のがMGです。
サッカーも本を読んだってうまくならないし、好きにもなれないでしょ。
経営だってそれと同じ。理論を学んでも面白くない・・・。まずはやってみる。やってみながら、自分で経験し、気づき、改善できるようになって行くから・・・
だから、漢字も多いし、専門用語も多い。
でも子たちはこんなに楽しそうで、そして時には悔しながらも、熱中する。
決算も、頭が痛い・・・と言いながらも、誰も投げだすことなく、泣いたり怒ったりすることもなく、最後までやり遂げれる。
これってすごいなーって思います。
約10時間。
大人も子どもも一緒になって、夢中で同じ勉強をできる機会って早々ないように思います。
プログラムの最後に、この先に描いているものをたくらみ屋のボス・森本繁生さんが伝えました。
子どもと大人、一緒に学び合いながら、丸一日過ごし、ボスたちが描く未来はきっと叶うだろうなって思いました。
願ってる人が多いはずだから。
私が子どものころ過ごした、様子とはだいぶん違うだろうけど、商店街が子たちや家庭と地域の繋がりの役目を復活させるのは、きっと叶うに違いない。
子どもたちと大人たちが知恵を出し合い、お互いの得意を出し合って、良いコミュニティが出来上がって行くに違いない。
子ども商店プロジェクトの未来にそんな様子が浮かんでます。
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今回、この「泉大津こども商店学校プロジェクト」を主催してくださってるのは、岩田千栄美さんが副代表理事を務める一般社団法人松南志塾さん。
松南志塾のインターンの大学生やOBさんが中心になって、このプロジェクトを運営されてるのですが、彼・彼女たちのスピーチやサポートがまた素晴らしいのです♪
いろんな立場の人たちと出会えるのがまたこのプロジェクトの楽しいところやなーって思います♪
こちらは全国の子ども商店の様子が記されてますので、興味もって頂けると嬉しいです。
ではではまた♪♪♪
お知らせ
◆4月のマスマスPlusカフェ
4/10(火)13-17時
「自分の個性」「仲間の個性を引き出し、磨きたい方、ぜひ、いらしてください♪

kazumi-katsuya

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