こんばんは。
小さなお店の販促サポーター勝矢和美です。
先日、断捨離をしようと、机の整理をしていたら、病院売店時代の確定申告書が出てきました。
病院売店を親の代から52年、うち私で17年、2015年(平成27年3月)まで経営していました。
最終的に入札で、色んな条件により、卒業することなったのですが、思い出が詰まりすぎていてなかなか振り返ることができませんでした(:_;)
しかし、今回目にとまったのは、良いチャンス(^^)/
TOC(制約条件の理論)やMG(マネージメントゲーム)で学んでる、MQ会計で見てみることにしました。
MQ会計で2014年まで経営していた病院売店を振り返る
MQ会計のMは(maginal profit)付加価値、Qは(quantity)数量です。
MQに対してはPQで、Pは(price)売価、つまり売上です。
「PQではなくMQに指針をとれ」というのが、MQ会計で、1976年、元ソニーの社長室長・西順一郎先生が開発された科学的会計です。
***
MQ会計で見るといっても肝心の【数量】の情報は確定申告書にはないし、仕訳に関しても???も多いのですが、ひとまず、ざっくりが上記の写真、そして、年度別に並べて、色分けしたのが下の写真です。**
この表の見方はピンクPQが売上高、黄色VQが仕入高、グリーンMQが原価です。
ブルーFは固定費、オレンジGが利益です。
今回は【数量】の情報がないのでシートの左側は空欄になってますが、一番左の四角、P・V・Mの単品に次の四角、Q(数量)を掛けると全体構造になり、図で会計が表現されます。子どもや外国人の方でも理解でき、P・V・Q等の要素が共通言語で、世界共通・科学的会計と言われる理由です。
***
売上高(PQ・ブルー)で見ると2012年が一番高く、2014年が一番低いです。
ですが、利益(G・オレンジ)で見ると2014年が一番高く、損益分岐点比率(f/m比率)も2014年が一番良いです。
だったら経営的に2014年が良かったかというと、固定費(F・ブルー)の中の人件費(F1)が下がっていて、人が少なかったことが分かります。
人が少なかったのは、2014年はおそらく最後の年度になると思っていたので、求人もままならず、何かと必死な年度でした(:_;)
***
もし、入札ということもなく、経営出来ていたなら、このシートを元に、ワイガヤ、みんなの思う「良いお店」をみんなで創りたかったなって思います。
「ねえねえ、G(利益)から考えようよ。Gを増やして決算賞与をみんなで創ろう!」
「どうやったらG増やせる?」
「私たちの得意って何?良いとこって何?喜んでもらえてることって何やろ?付加価値を増やすってどうしたらよい?」
自分たちの手でお客様の喜びとチームの未来を創る
たくらみ屋のボス・森本繁生さんのTOC研修のサポートを通じて、今、たくさんのスタッフさんの笑顔が見れるようになりました(*^^*)
スタッフさんの笑顔は、その先のお客様の笑顔、家族の笑顔に続くからとても嬉しいです。
「自分たちで自分たちの得意を活かしてお客様の喜びを創る」
これは働く人にとって、かなり大きな喜びですよね。
「ボトルネックが悪いんちゃうで。自分たちの得意をどう活かすかやで(*^^*)」
現場スタッフさんがMQ会計表に数字を書き込みながら、お客様の喜ぶ様子を思い浮かべてるってとても素敵です。
「売上は役に立たない」から一緒に学びましょう(*^^*)
良い会社かどうか、良いお店かどうか、数字からわかることもあればわからないこともあります。
だから数字で結果を判断することが目的ではなく、意思決定をしていくための会計です。
シンプルな要素と図で会計を理解し、MQを創るための行動を考える。
子ども商店の子どもたち、MQ会計を学んで、自分たちで事業計画たてて、大人より高い価格設定をし、走り回って販売した初出店で見事利益を出す(*^^*)
(しかもアルバイトで働いてくれたお母さんたちには自分たちの倍のお給料を支払うという、みんなが豊かになるお金の循環を本能的に知っている。)
たくらみ屋のセミナー予定・カレンダーを貼ります。
MGやTOCとあるのがMQ会計が学べるセミナーで、大阪開催のものなら私もほぼご一緒できます(*^^*)
(私が特に今一番おすすめしたいのは大阪開催ならこちら。)
私もこれからの販促セミナーではMQ会計、導入部分をお伝えします。
共通言語と共通の物差しを持って、自分たち・スタッフさんたちと未来、そしてお客様の喜びを創ること、お伝えしていきたいです(*^^*)
ではでは・・・
勝矢和美のサービスメニューはコチラです。
お問い合わせはコチラです。

kazumi-katsuya

最新記事 by kazumi-katsuya (全て見る)
- 自分の「好き」を積み上げること。「好き」を積み上げてる人を応援すること。 - 2020年4月23日
- マイストーリーワークへの想い(*^^*) - 2020年2月7日
- 喜びの循環のために減らす基準をみんなで持つ、自分たちで結果検証する - 2020年1月31日