TOCに出会って、2年半
学びがものすごく楽しく、気づけば受講回数が30回を超え、そしてようやく講師として伝えるようになったこの頃
私がなぜTOCを伝えたいか、言葉が内側から出てくるようになりました(^^)
TOC(制約理論)の思想
・人はそもそも善良である
・物事はそもそもシンプルである
・全ての対立は解消できる
2019.1に東京で森本繁生さんのTOC研修を初めて受けた時に見たこのスライド、
一番最初に紹介されるこの思想に感動したのです。
???
これらのことが、科学的理論で証明されるの?って・・・
そして、教科書にはこうも書いています。
・経営は速度(TOCは集中)
・顧客満足度、従業員満足度、金儲け。
・投入は全てを制する。
思想と上記の3つがどう繋がるんだろう?
物理・自然科学と経営がどう重なるんやろう・・・
メキメキ好奇心が沸き上がったその時の気持ちは今でもしっかり覚えています。
「今までの常識を壊します。」
・全員が頑張って働くと儲かる?
・効率が良いと儲かる?
・原価は安い方が儲かる?
・バランスの良い会社は儲かる?
こんな問いかけから始まる講義に、頭の中はハテナでどんどんいっぱいになってました。
「人はそもそも善良である」「物事はそもそもシンプルである」「全ての対立は解消できる」
小学校時代はそう教えられていたはずなのに、いつのころから、「そうは言ってもねー・・・」って言われるようになったり、
「お客様良し、スタッフ良し、会社よしの三方良しの経営」に憧れるものの、その難しさに直面したし、
「全員が頑張って働くと儲かる?」をはじめとする常識とされているものだって、疑問を感じつつもその中で大きく揺れてしまう自分がありました。
それが、物理学、自然に則ることでうまく?
このことへの興味が何度も何度も受講したい理由になりました。
●自分たちの価値は何か?その価値に集中して、お客様に届ける速度を上げる。
そのための流れを良くする。
*速度は手を早く動かすっていう意味ではなくてね♪
価値(満足・笑顔)を届けるための流れが滞ってるところ(一番の困り事=ボトルネック)が見つかり、そこがひっくり返ったらスピードがあがります。
投資をしなくても、能力向上じゃなくても、物理の法則に沿って、仕事の流し方を変える。
●自分たちにとって、良い会社をつくる。そのためのメモリとコンパスを共有する。
「お客様に喜んでもらうのが一番嬉しいよね。」
「楽しんでもらえる事、これからもいっぱいしていきたいよね。」
お客様へ喜びを届けることが自分たちの価値であると信じていても、自分たちのコンパスが合ってるかどうか、ふと気になることもあります。
喜んでもらってる事がちゃんと価値になってるかどうか、そのことがふと不安になることもあります。
何を基準に良い会社であるのか、税理士さんでなく、社長一人の判断でなくスタッフさんたちが自分たちで評価できることはとてもとても大事に思います。
本当のお客様の喜び、自分たちの喜びを知っているのは、誰よりも現場で実際のお客様に接している自分たちなのだから。
「皆さんにとって良い会社になりましたか?全員がハイ!なら良い会社になりましたね。」
「課題があったなら、そこをみんなで改善して行けば良いですね。」
●MQ=儲け、喜び、満足、クオリティ・・・自分たちの価値を自分たちで決める
自分たちの価値が何なのか?
それも含めてみんなで考えられること、この点もTOCとても良いところです。
それぞれにとってのMQは何か。
会社にとってのMQは何か。
儲けとしても良いし、お客様の喜びとしても良い。
今回のブログで写真をたくさん使わせてもらってる化粧品販売会社・アイビーリール・リールさんはMQを「お客様の笑顔・喜び」とされていて、
介護現場でイノベーションを起こされた山形県鶴岡の医療法人みつわ会さんはMQを「利用者さんの笑顔・喜び」とされてます。
なぜやるか?
誰に届けるか?
ワイガヤで一緒に考え、自分たち判断・評価し、より良い環境をつくり続けることが、仕事で得れる豊かさじゃないかと私は思います。
「なぜTOCを伝えたいか」
先日より、セミナーの資料を作りながら、何度も何度も自分に問いかけて、一番一番伝えたいのは、かつての自分のチームです。
「みんなでみんなにとっての良いお店」を考えて行きたかったな。
そして、お客様とみんなの喜び、もっと良い事起こせたんじゃないかなって。
それは決して後悔ではなく、TOCを学んだことで、全体最適の「全体」を広げて行けることも知ったから。
ワイガヤでみんなで考えて行くのはぜったい楽しい。
☆ ☆ ☆
興味を持って下さった方はぜひ、こちらも読んでください♪

kazumi-katsuya

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